今後、行政書士の仕事がなくなる?と不安な方へ
将来性を望むならコンサル型士業になるべき理由とは?
こんにちは
現役行政書士の小野です!
今日は、「行政書士の仕事がなくなるかも?」というお話です。
これから行政書士を目指している人は、ぜひ最後まで見てください。
まずは、その根拠をまず見てください。
少し話が飛躍するかもしれませんが、とにかくこのブログのいたるところに
- これから話す事の根拠
- 行政書士で稼ぐためのヒント
- 行政書士の集客の方法
を書いていますので、この記事で理解できなかった場合は、関連記事も参考にして頂けると幸いです。
ちなみにご存知のように行政書士の資格は「国家資格」です。資格制度そのものがなくなる話ではありません。また、行政書士の仕事が全部なくなる話でもないので、必要以上にあわてないで読んで下さいね。
それでは、はじめましょう。
そもそも行政書士の仕事内容って何?
まずは行政書士の仕事内容についてお話します。あなたが行政書士を目指しているなら、行政書士の仕事がどんな仕事か知っていると思います。
行政書士の仕事は、行政書士法第2条にきっちり定められています。
根拠 行政書士法第2条
(業務)第一条の二 行政書士は、他人の依頼を受け報酬を得て、官公署に提出する書類(その作成に代えて電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によつては認識することができない方式で作られる記録であつて、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。以下同じ。)を作成する場合における当該電磁的記録を含む。以下この条及び次条において同じ。)その他権利義務又は事実証明に関する書類(実地調査に基づく図面類を含む。)を作成することを業とする。www.houko.com 行政書士法5 Shares1 Userhttp://www.houko.com/00/01/S26/004.HTM
わかり易く解説すると、お金をもらって代わりに書類を作ったり、それに関する相談に応じたり、提出手続きを代行する仕事です。なので昔から代書屋と呼ばれます。
つまり、
- お客様の変わりに書類を作ったり
- 役所に提出したりする
という仕事をします。
もちろん、業際問題というのがあって、
- 弁護士
- 税理士
- 司法書士
- 社会保険労務士
- etc
といった他の士業しかできない書類の作成は、行政書士は扱うことができません。
とはいえ、行政書士が作成できる書類は限りなく多い…それは業務分野の広がり、可能性をあらわしています。
ですが、私はこう思います。
行政書士の代書業務(代行業務)はなくなります。
「えっ?やっぱり行政書士の仕事はなくなるの?」
とこれを聞いて、そう思われる方もいると思うので、誤解しないようにちゃんと話します。
行政書士の資格制度や仕事そのものはなくなりません。なくなるのは代書業、つまり単純な書類作成代行業務です。
これらはおそらく10年、いや早ければ5年以内になくなるのではと私は思っています。
AIやオートメーションにより、単純な書類作成の業は絶対数が減ります。
これは間違いないです。
単純に人の変わりに書類を作って提出する仕事は、AIやオートメーションの得意な仕事です。
例えば、
- 会社設立業務
- 確定申告書作成業務
- 簡単な許可申請や変更届など
つまり、決まっていることを書類にするだけの、いわゆる作業です。
コンピュータは決まっている作業が得意です。これらはすべてAIやオートメーションの成熟や普及により、絶対的な業務の量がへります。
ただ、その中でも例えば、事業目的の作成はどうでしょうか?
人によっては、そんなの簡単にAIでもできるんじゃ…というかもしれません。
ですがあまい、
今日、お客様はあれもしたい、これもしたいと事業目的が定まらないでいました。
社長の考えかたからすると、いろんな業務を手がければ、それだけビジネス機会が増え、
売上につながるよ!と言うことだったのですが、
そもそも一つの業務をすることだけでも中小企業は大変です。中小企業においては、中心となる事業の軸を定め、その軸に沿った経営を目指すべきで、
どう考えても多目的起業は中小企業の進むべき方向性ではない…
そんな定款だったのです。
具体的に
- 不動産屋
- 八百屋
- コンピュータ
- 飛行機の製造
- ソフトクリームの販売
- 介護事業
- 中古車の販売
- etc
このような感じでした。しかも、こんなものでいいかな…
という「ふわっ」とした決断をされようとしていました。
こんな目的や判断をする中小企業はめっちゃ多いんです。
だから、10年以内につぶれます。
でも、私はちゃんと
- この決断の重要性
- 私が社長の思いを汲み取っていること
- 社員と話し合う事の重要性(そりゃそうです。社員も人間、お互いの話し合いの結果納得できたものには協力します。)
- 決める事の重要さ(ふわっとしていたので)
- 時間はちゃんととらないといけない
- あわてるのはよくない
ということをちゃんと説明した上で、
- 中核となる事業の軸を再考すること
- 幹部社員が納得するようにもう一度話をすること
- 社長がちゃんと落ち着いて考えること
- その時間をちゃんと持つこと(一番重要な社長の仕事「決める」時間)
をお願いしました。
社長は、深くうなずき、ちゃんと納得されて考えるとおっしゃって頂きました。
経営とは不思議ですが、このような一見小さな決断が会社の大きな命運を左右することになります。一個一個の小さな舵取りが思いもよらない方向へと船を進めていくことになるわけです。
だからこそ、小さな決断の度に人と人がきちんと話をしていくこと。
これ凄く大事なんですね。
そして、これこそがAIやオートメーションにはなしえない、行政書士のあなたにしかできないコンサルタント業務の本質なんです。
社長は、こうも言って頂きました。
「独りで決めるべきものではないですね。」と、
幹部社員が大切です。また、多くの社長がコンサルタントやコーチをつけるゆえんです。
AIではなく、人と話す「人間味」の中から良い経営判断は生まれてきます。
なぜなら、会社は人の集まりですから。
コンサルタント型行政書士をめざしてください!
お分かりいただけましたか?
いまはそれほどぴんとこないかもですが、いつか私の言っていたことが分かるときが来ると思います。
だから、今あせらなくても、答えを出さなくてもいいと思います。
なぜ、コンサルタント型行政書士を目指すべきなのか?
答えは簡単です。人にしかコンサルタント業務はできないからです。
- AIにコンサルしてもらうの怖くないですか?
- AIに褒められてもうれしくないですよね。
- そもそもAIのコンサルでやる気にますか?
たとえ、それが合理的で妥当なコンサルティングだったとしてもですよ…あなたの気持ちが理解できない機械に未来を預けることができますか?
人として信頼できるあなただから、未来を預けることができるわけですよね。
だからコンサルタントの仕事はAIは入り込めないんです。これが行政書士が生き残れる職域であり、これから強く求められる理由です。
コンサルタント型行政書士の活躍が期待できる業務分野
- 相続コンサルタント業務
- 許認可コンサルタント業務
- 経営法務コンサルタント業務
- 資金調達コンサルタント業務
コンサルタント型行政書士をめざすために解決すべき3つの課題
1.どのような業務を専門にするか?【ポジショニングの課題】
①コンサルタント業務
②付加価値をつける書類作成業務
③行政書士を信用力を活かした兼業
2.お客様をどこで獲得するか?【集客の課題】
①WEB集客の必要性
行政書士として食べていくには、集客が大切です。行政書士開業はノープランでも、開業してから集客の事を考えないと仕事がありません。
特にWEB集客を勉強してください。その中でも
- ブログ
- メルマガ
の2つは必須です。
②リアル集客の肝
③入り口をもっと前に設定する
3.行政書士として活躍していくための考え方【マインドセットの課題】
行政書士として持っておきたい考え方についてお話します。つまり、マインドセットですね。
最後にまとめ
いかがでしたか?
今日は、行政書士の仕事内容となくなる仕事について本気で書いてみました。
単純な代行業務は、AIやオートメーションの最も得意とするところです。
おそらく、10年以内にはほとんどAIに仕事をとられるでしょう。
ですが、コンサルタント業務は、人にしかできない業務です。
なぜなら、会社は人でできているからです。
その意思決定は、人間味の中から生まれます。
機械の決めたことに従う従業員はいません。
だからこそコンサルタントが必要になってくるんです。
あなたもコンサルタント型行政書士を目指してくださいね。
今日も最後まで読んでいただき有難う御座いました。
関連記事も読んでいただけると幸いです。
それでは
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