かけだし起業家がやっちゃいけない5つのこと

こんにちは、
繁盛起業コーチの小野です。
起業でお悩みの方、この記事は、
★★★★★ 星5つのお話
必見です!
今日は、「起業で一番やっちゃいけない5つのこと」をお伝えします。これを知るだけで失敗を95%回避できます。
起業で間違ったことをして、よく失敗することを重要な順にしやすいのほとんどが解消できる話なので時間を作って読んでね。
かなり文字数が多いので、
- ゆっくり読んで
- すぐ行動して
- また見直して
- 次に活かす!
というふうに「起業の教科書」みたいに繰り返し読んで下さい。読み返すたびに新たな発見に驚くと思いますよ!
それでは「起業の5つの失敗」を始めましょう。
起業の失敗1.すべて自分でする!
私は、これまで3000以上の起業家をサポートしました。その経験から起業を失敗する人には、いくつか共通点があることに気づいたんですね。
その一つ目が、「すべて自分でする!(今の能力でできる)」という想い込みです。
これ、これですよ。最強の失敗原因です。結構、何でも自分でできると過信するタイプですね。昔の僕ですね(笑)こういうタイプに限って、実は「経営」が分かってないです。
昔の僕ように経営をなめていると、起業しても必ず失敗します。
こういう人は、
- 「根拠」でなく「勘」で判断する
- うまくいっている人を見習わない
- 「苦手!」と言いながら自分でやる
- めんどうだから後回しにする
- 得意な人に任せない
- 人の言うことを聞かない
- コンサルタントを信じない!
という傾向があります。
具体的に以下の2つのパターンがあります。
①そもそも「経営」を認識していない。
職人・技術者から起業した人に多いのがこれ。例えば、大工の一人親方等に多いパターンですね。
下請けで仕事をするために、職人の延長で起業しているので、自分を経営者と思っていません。つまり、経営という仕事を認識していない…
下請けで仕事をもらって作業だけこなしてるので、自分で未来につながる仕事を作る!発想がないです。
突然、下請仕事を打ち切られて、あえなく失敗します。
こうならないために親方の自覚を持ち、仕事がなくなることも考えて、起業したあともいろいろ学びましょう!
そうすれば失敗はありませんよ。
②「飛躍した発想」と「根拠のない自信」
「やり手の営業マン」や「士業」など、能力を過信してる人です。恥ずかしい話、昔の私が②のパターンでした…
それなりに何でもできると思い込んで、常に「飛躍した発想」と「根拠のない自信」を持っています。
このタイプは、人にならうのが好きではないので、1から自分でして、労力と時間だけ浪費して失敗します。
特に「根拠のない自信」は、起業しても周りに迷惑をかけます。今すぐ直したい失敗の原因ですね。
◆これが大きな失敗なんです!◆
すべて自分でするという失敗に気づいて、改善したら一気に飛躍します。
具体的には、
- 成功事例を参考にする
- モデリング
- メンターを見つける
- 特性を活かしてチーム化する
という対策をすること。
これを怠れば何年たっても成果はでません。最悪の場合は、致命的な状況になりリタイヤします。
これは今すぐ改善したい「もっとも危険な失敗」です。なので一番最初に書きました。
「自分でやる!」を抜け出す3つの方法
この失敗から抜け出すポイントは、3つあります。
①「やり手のセールスマン」が「優秀な経営者」でないことを知る!
経営は、職人仕事です。十分な成果を出す人は、
- 基本的な知識
- 熟練の技
- 豊富な経験
- 情熱
を持っています。
それを持っていない人が、いきなり経営になっても「狙った成果」を出せるわけがありません。周りに迷惑をかけて失敗するだけです。
ここに1人の優秀なセールスマンがいたとします。彼は、セールスを武器に起業しようと考えました。
その時の彼は、
自分は「セールス」が上手いので、必ず売上が上がるだろう!また、人脈もあるからきっと儲かるだろう…と。
そこで彼の中で、
セールスに自信がある → 売上を上げられる → 経営の成果が出せる
と図式が生まれたんですね。
だけど、いざはじめると「集客」ができない…。つまり、「お客様が来たら売る自信はあるけど、肝心なお客様が来ない…」と気づくわけです。
自分の強みはわかるけどビジネス全体を俯瞰できない…
典型的な起業の失敗です。
こういうセールスマンが、集客ができないで困ることが多いです。つまり、売るのはうまくても、人が集められない…ということです。
失敗をして初めて、いろんな知識やスキルが要るんだと気づくんですね。
起業には、幅広いノウハウが必要です。自分だけでできると思うと、めっちゃ時間がかかり疲れます。
致命的な失敗をする前に、「やり手のセールスマン」が「優秀な経営者」ではないことを知りましょう。
②「モデリング」で「確実性」と「スピード」を上げる!
人の真似をするのは、好きじゃないという人がいます。
自分で考えて、人と違うことをするのが経営だと言い切る人もいます。
それはそれで一つの考え方です。ですが、そう言い切って成功した人を
あまり見たことがありません。
よく考えて見て下さい。
これだけスピードの速い時代になると、一から考えてそれを実証する時間はありますか?
きっと考えている間に時代が変わると思います。
そもそも世の中にあるノウハウは、ほとんど何かを「モデル」にしています。まったくの発明は、伝記になるくらいです。
完全パクリはだめですが、
- ノウハウをかけ合わせる。
- 自己流にアレンジする。
- 他業種のノウハウを参考にする。
などは使える手法です。
これを「モデリング」といいますが「採用」すべきです。
③適正を考え、最適化したチームにする。
チームを作ると「成果」は格段に上がる!
適性をもつ人材を配置して、チームを作ると「成果」は格段に上がります。
それは、
4+4=8 の「足し算」ではなく、4×4=16 の「掛け算」になります。
これは自分だけではできないことで、「すごい力」が生まれます。
そのために自分で全部するのではなく、
- 社内で適正なチームを作る
- 外部の専門家に入ってもらう
- 外注する
など、得意な人の力を使える「仕組み」を取り入れましょう。
自分の適性を知り、チームを最適化する!
◆最適化できていないチームとは?◆
- すべて自分でする。
- そもそもチーム化しない。
- 適性を考えず人を集める。
- 言葉の同意をとらない。
- メンバーが「ワクワク」していない。
- 共通ルールがない。
これらが最適化するためにチェックすべき項目です。ぜひチェックしてみて下さい。
◆チームを作る前に適性を知りましょう!◆
あなたの適正を知るための最適なテストがあります。
「ウェルスダイナミクス簡易テスト受験のページ(無料)」
無料で受けれるので一度試してください。
ちなみに私はダイナモです。
0を1にすることが得意な人間だそうです。
以下の4つの記事でこの罠から抜け出すヒントを詳しく書いています。また、他力のすごさについてもお伝えしています。
ぜひ、読んで頂き、少しでも早く、この罠から抜け出して下さいね。
①「モデリング」-経営のスピードを100倍にする他力の果実!
②適性を知りチーム化すると異次元の成果を生む理由とは?
③「質問の力」-なぜ、有名な経営者がコーチにお金を払うのか?
起業の失敗2.いろんなビジネスに手を出したがる!
起業すると何でもできる気になるのか、いろんな事業に手を出したがります。
会社定款に30個以上も事業目的を書き連ねて、「資本金は1円にします!」と平然と言っています。
「本当にこれでやっていくつもり?」と思うのですが、本人はそれで大満足です。
実はこれも◆起業の罠◆なんです。
では、この状況の何がいけないのでしょか?
まず個人事業はお金がなくても、開業届を出せば始められます。会社も1円で設立できる時代なので設立できます。
誰にも迷惑はかからないですし、「いいかな?」とおもうんですけど…でもね、「評価は他人がする!」ということを忘れないでください。
つまり、「こんなに沢山の事業を資本金1円でできると思っているの?この人、経営者として大丈夫?」
と思われるわけです。
仮にあなたができると思っても、
- この会社、目的が多いけど本当に全部できると思ってるの?
- 資本金少ないけど運営大丈夫なのか?つぶれるんじゃない?
- 経営者としての資質はあるのか?
と「疑いの目」で見られます。
評価は「第三者」である
- 顧客
- 金融機関
- 取引先
がするということ。これを忘れてはいけません。
特に経営を良く知っている金融機関から見ると、この視点が抜けているのは致命的なんです。
「この会社には融資したくないな…」と簡単に「そっぽ」を向かれます。
また最近、資本金の少ない会社は「銀行口座が作れない!」場合がありますので
気を付けてくださいね。
ここで一度、深呼吸して冷静に考えてみましょう。
事業を考える上で「一番大切なこと」は何でしょうか?
それは、
「どうすれば顧客に選ばれるか?」
だと私は思います。
その視点を大切にすると「中途半端に手を出すと顧客の信頼を失う…」ということにすぐ気づくはずです。
「いろんな事業に手を出したがる!」を抜け出す3つの方法
この罠から抜け出すためには、以下の「3つの視点」が大切です。
- 顧客が求めることを事業にする。
- 1位になるつもりの事業だけする。
- 事業の差別化をどうするか?
①顧客が求めることを事業にする。
有名な経営学者の「ドラッカー氏」は、「顧客が事業」と言い切っています。
顧客が事業というのは、
「自分が売りたい商品を売る」
のではなく、
「顧客が欲しい商品を市場に出す。」
ということです。
つまり、マーケットインの考え方ですね。さらに言うと「顧客の欲しい商品」だけでなく、「新商品の市場ごと創る!」という意味も含んでいると思います。
伸びない会社は、一言目に「うちの商品は…」と熱く語りますが、繁盛している会社は、いつもアンテナがお客様のニーズ・ウォンツに向いています。
具体的にどういうことをしているかというと、
- アンケートを取る。
- 「お客様の声」を集める。
- イベントでお客様と対話する。
などです。
お客様の本音に耳を傾け、「求められる商品・市場が創れる」と判断した事業を行うのが失敗しない秘訣です。
②1位になるつもりの事業だけをする
20世紀を代表する経営者
ジャックウェルチが、
GEのCEOだった時に打ち出したのが
有名な
「1位・2位戦略です。」
この戦略により
業績が傾いていたGEを
見事に復活させました。
どのような戦略家というと、
中小企業が大きな飛躍をするには、
1位になるつもりがない事業は、
「やらない!」
という明快な戦略です。
1位になるには、その事業にすべての
「情熱」を注がなくてはなりません。
そして持てる「資金」と「人材」を
集中投下するわけです。
なぜなら、「情熱」がある者には
勝てないからです。
それをジャックウェルチが、
証明してくれたんですね。
「1番になるつもりの事業は何か?」
この機会に考えて下さいね。
③事業の差別化をどうするか?
中小企業は、大企業に比べて人材も資金も足りません。
また、これだけ情報社会になると
顧客に選ばれることが難しくなります。
これから生き残るためには
「差別化」が鍵になります。
マーケティングの世界的権威
ジャック・トラウトの名著
「独自性の発見」
の中で、10の差別化ステップ
が掲載されています。
参考までに引用すると
①ポジショニングとフォーカスの徹底
②一番乗りを射止める
③特色を模索する
④業界リーダーを目指す
⑤伝統で勝負する
⑥専門性を磨く
⑦みなに選ばれているアピールする
⑧製法にこだわる
⑨最新で差をつける
⑩ホットで注目を集める
私がコンセプトを考えるとき
に、れが参考になっています。
特に
・ポジショニング
・一番を射止める
・業界リーダーを目指す。
あなたが独自性を考える
テーマとしてお使いください。
①中小企業の「多角化」は社長の資質を疑われる…その理由は?
②ジャックウェルチにならう中小企業の「1位・2位戦略とは?」
③差別化戦略が唯一の「繁盛への道」である!
④下請から脱却-今すぐ「元請け」になるマインドと仕組みの作り方
起業の失敗3.「仕事」と「作業」の違いを理解していない!
あなたは社長の仕事って何か知っていますか?多くの経営者に聞いてみると、
あなたは仕事と作業の違いを意識して、業務に取り組んでいますか?
実はこのことを意識している起業家は多くありません。
今日は、「仕事」と「作業」の違いを知って意識的に業務を最適化してくださいね。
①社長の仕事とは〇〇である!そして〇〇とは、●●である!
よく社長の仕事って何でしょうか?と質問します。
良くある答え
- 取引先の接待ゴルフ
- 売上を上げる事
- 社員の手本となるくらい作業すること
- 部下を育てる事
- 資金繰り
などいろいろあると思います。
ですが、社長の仕事は、「決める」ことです。つまり、経営判断をしていくことです。
この決めることは、社長以外できないことです。社長は経営判断により会社のかじ取りを行います。
会社が成果を上げるのも、沈むのも社長の仕事にかかっているのです。
それが分かっていないで、今日の「作業」を「仕事と言いながら勘違いしている方も多いです。
この勘違いにより、会社のかじ取りができないでいるとやがて大変なことになります。
一刻も早く、決めるという仕事をできる環境を作らないといけません。
②「仕事」と「作業」の違いとは?これを知ると業績は180度激変する!
「作業」とは、決まっていることをこなす作業です。これは、社長でなくても「適正」のある従業員にしてもらえる仕事です。
極端に言うとアルバイトでもできます。
これを社長が行い、未来を創る仕事をできないでいると会社にとってはマイナスです。
社長の時間を奪う「主な6つの要因」
1.本日の作業(実務・部下に支持・メール確認等)
2.未決裁書類の決裁
3.緊急の作業
4.クレーム対応
5.資金繰りの不安
6.不要な情報や人間関係(無駄な飲み会)の誘惑
③今すぐ起業家は「未来を創る3つの仕事」に特化しよう!
社長は仕事をします。仕事とは決めることで、何を決めるかというと未来を創るということです。
つまり、社長が本来すべき仕事は、会社の「未来を創ること」です。
社長が本来すべき「未来を創る3つの仕事」
1.今日の事業の成果を上げる。
2.潜在的なチャンスを発見する。
3.明日のために新しい事業を開拓する。
社長の本来すべき仕事は、この3つです。社長は、持てる時間と情熱をこの仕事に使うべきです。
これから3つの仕事について細かく見ていきましょう。
①今日の事業の成果を上げる。
②潜在的なチャンスを発見する。
③明日のために新しい事業を開拓する。
起業の失敗4.顧客を無視している!
ビジネスの本質は「顧客の悩みの解決」
もっとも本質的な間違いといえば、顧客を無視している人です。
ビジネスの本質は、「顧客の悩みを解決すること。」なので、顧客を無視してはビジネスになりません。
顧客は、自分の悩みにだけ興味がある。
セールスレターの原則で、「見ない、聞かない、信じない。」という傾向があります。
自分の悩みに関係のないものは、スルーするということです。つまり、顧客にとっては「存在しないもの」と一緒です。
そんな顧客に見てもらうためには、以下の2つがあります。
①インパクトを与える。
②顧客の興味あるタイトル
③オファー(特典を与える。)
これらを踏まえて「顧客目線」、顧客の欲しがる商品を作る必要があります。
顧客の本音の本音を探る5つの質問
①あなたは、この商品を使った結果、誰に見せたいですか?
②この商品を使った結果、何と言って褒められたいですか?
顧客の本音が分かったら、それにこたえる商品を伝える仕事があります。
それが次のお話です。
顧客に分かる言葉で伝えるために意識すべき5つのポイント
①「顧客が事業」-顧客の悩みの解決がビジネスの本質
②顧客の興味は「自分の悩みの解決」だけにある!
③顧客目線-マーケットインで商品を作ることの大切さ
④顧客の本音の中の本音を探る「5つの質問」とは?
⑤顧客に分かる言葉で伝えるために意識すべき5つのポイント
起業の失敗5.「仕組み化」しないで「ほったらかし」!
仕組み化は、経営の「長期継続的な安定」につながる!
失敗する理由の5つ目は「仕組み化」しないです。
つまり、出たとこ勝負や勘に頼って経営をするので、実績や経験をデータ化・システム化・マニュアル化しないでほったらかす状態。
起業したての頃は、人も少ないし、作業も合理化してないので、日常の作業に追われるのは仕方ないです。
ですが、起業してからいつまでたっても仕組み化しないのは問題です。安定して起業を失敗させないようにするには、どこかで仕組み化するべきです。
仕組み化をすれば、「なぜ、経営が安定するのか?」という理由には以下のようなものがあります。
どれも重要なことですが、特に③と⑤は超重要です。
「仕組み化」により経営が安定する6つの理由
①自分が動けなくても、誰かが代わりに作業できる。
②新入社員の教育がしやすく、能力を担保できる。
③集客を「仕組み化」することで営業マンがいなくてもお客が自動で集まり続ける。
④ずっと「富」を生み出す財産になる。
⑤社長が本来すべき仕事の時間が増える。
仕組み化の過程で得られる2つの宝物-「頭の整理」と「成長」
仕組み化をすると上記のようなメリットが生まれ、経営が長期継続的に安定します。
仕組み化することによるこれらのメリットもすごいのですが、仕組化の過程で得られる2つのことがあります。
それが、「頭の整理」と「成長」です。
仕組み化をするためには、まず、頭を使い考える作業を行います。それも相当時間考えながら、うまく回る仕組みを考えるわけです。
その過程において、頭が整理され、考えが洗練されていきます。結果として新しいアイデアが生まれる余裕が生じます。
「仕組み化」しない罠を抜け出す方法
①ストック型ビジネス-事業が積みあがることの大きさを理解しよう!
②仕組み化の過程で得られる2つの宝物-「頭の整理」と「成長」
③24時間働く「優秀な営業マン」と「営業マニュアル」を手に入れよう!
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