1分間の『自己紹介』-簡単に伝わる自分プレゼン『エレベータートーク』とは?
超強力な「エレベータトーク」の記載例(テンプレ)付き!
こんにちは
ブログ集客と黒字化が得意な行政書士の小野です。
今日は、超強力な自己紹介ツール「エレベータートーク(別名:レーザートーク)」のお話です。
しかも、最後に「エレベータトークのテンプレ付き」です!ぜひ最後まで読んでくださいね。
1分間の自己紹介「エレベータートーク」
エレベータートークとは、1分間で簡単に覚えてもらえる「自己紹介」です。
つまり
- 自分が何者なのか!
- どんな商品やサービスを販売しているか!
- 強烈なインパクトを与える!
- 他社との差別化で覚えてもらう!
- 聞き手に「それ欲しい」と思わせる!
そのための自分プレゼンテーションと言えます!
あなたがこれから
- 自分の強み・才能・資格
- 優れた技術や伝統工芸
- 差別化したビジネスコンセプト
でビジネスを成功したいなら「エレベータートーク」は、必須の自己紹介ツールになります。
それはなぜか?具体的にお伝えします。
エレベータートークはなぜ必要なのか?
上述したようにエレベータトークは、『超強力な自己紹介』です。
あなたが自分の才能・資格・技術・強みを武器にビジネスをしたいなら、しっかりしたエレベータトークを作って、ちゃんと使いこなしましょう!
このエレベータートークの本質を理解すると、自己紹介の書き方が変わり、簡単に覚えてもらえる自己紹介が上手になりますので、自分に関係ないと思ずに、どうか最後までお読み下さい。
これからエレベータトークがなぜ必要かを説明します。
まず、初対面の人はあなたに興味がありません!
さっき話したけどこの人誰だっけ…って言うことありませんか?
さっき自己紹介を受けたばかりなのに、相手の行ったことを覚えていない…
実はこれは相手が悪いのではなく、自己紹介の内容が悪いのです。
少し考えてみてください。あなたは初対面の相手のことを知りたいと本気で思っていますか?
例えば、
- 仕事で知り合った人の事とか…
- 相当好きな有名人(ファンの芸能人やタレント)
- 自分が興味を持って接近した相手(著名なコンサルタントなど)
- たまたま好みの異性だった…
などでない限り、初対面の相手の自己紹介をちゃんと聴いている人はあまりいないと思います。社交辞令で名刺交換するだけですよね。
まして、
- セミナーの自己紹介タイム
- 懇親会での挨拶
など、本当はどうでも良くないですか?そうなんです、これが事実です。
初対面の人は、あなたにあまり興味がありません!
だから自己紹介を覚えていないのではなく、もともと聞いてもいないのです。
まずは、これを認識することです。
相手に覚えてもらうためにどんな「自己紹介」をすればいいのか?
自己紹介には興味がない!分かっているけどショックです。
興味がない人どうしが名刺交換をするのは無意味ですよね。
よく考えると滑稽です。
では、なぜ、めんどうな名刺交換や自己紹介をするのでしょうか?
それは将来、商品やサービスを買ってもらいたい…からですよね!
ある意味「よこしま」な目的だけがしっかりあるんです。
なので、相手に一生懸命にアピールします。だけど相手のことはどうでもいい…お互いそんな感じです。
だから家に帰った瞬間にあなたのことは綺麗さっぱり忘れられます。あなたがそうであるように…
こんな忘れるだけの自己紹介は無駄じゃないですか?せめて、他の人は忘れても自分のことは覚えてもらいたい!そう思いませんか?
そのためにどんな「自己紹介」をすればいいのか?面白い内容ならいいのか?
これから自己紹介の本質をお話します。
自己紹介でアピールするのは「あなたの利用価値」!
自分のことに興味がない相手に覚えてもらうにはどうすればいいのか?
それは簡単です。「相手が最も興味を持っていること」を話せばいいんです。
「相手が最も興味を持っていること」ってなんでしょうか?少し考えてください。
あなたの商品の事ですか?違いますよね…
結論を言います。それは「自分自身のこと」です。すべての人がそうではないと思いますが、多くの人は、自分にしか興味がないのです。
だから、あなたのことや商品のことをアピールしても、興味を示さないわけです。
そのような相手に覚えてもらうためにどうすればいいか?というと、
あなたに関わると自分にどんないいことが待ってるのか?
を伝えれば良いのです。
つまり、「あなたの利用価値」を伝えるのです。
あなたの利用価値を端的に伝えるツールが「エレベータトーク」
自分にしか興味がない相手に覚えてもらうために、あなたの利用価値を伝えることをお話しました。
あなたの利用価値は、マーケティング用語で「ベネフィット」と言います。
ベネフィットとは、あなたに関わることで顧客が得られるメリットのことです。
- どのように変わるのか?
- どんな得なことがあるのか?
- どんな効果があるか?
など、具体的に自分にどんな得があるのかを伝えることです。
そのベネフィットが、
- 本当に好きなこと
- どうしても欲しいもの
- 心から望むこと(渇望しているもの)
だった時に、相手はあなたのことが忘れられなくなるのです。
あなたに与えられた「持ち時間」は1分です!
これまでお話したように、覚えてもらえる自己紹介の本質は、ベネフィットを伝えることでした。
基本的に相手はあなたに興味がないので、あなたの長話は聴きません。なのでベネフィットは端的にわかり易く伝えなければなりません。
あなたの持ち時間は「1分」だと思ってください。
これに全てをかけます。
ですので、出たとこ勝負ではなく、あらかじめ1分で効率よく伝わる「エレベータートーク」を作っておきます。そのための文章量と構成をこれからお伝えします。
ちなみにエレベータトークは、1分のバージョンを基本として、
- 30秒のショートバージョン
- 数分のロングバージョン
もあれば便利です。シチュエーションや相手との関係性に応じて使い分けることをお勧めします。
それでは1分の持ち時間で適切にベネフィットを伝え、強烈なインパクトを与える「エレベータトーク」の作り方に入ります。
そもそもエレベータトークとは?
エレベーターが目的の階に到着するまでに与えられた時間は、数十秒程度。その限られた時間で同乗者に簡潔に自己紹介して興味を持ってもらうために用意する話術のことです。
- 自分は話すのが苦手で…
- 思っていることをうまく伝えられない…
と日頃から伝えることに慣れていない人は、30秒や1分間という短い時間で自分を最大限にアピールする自己紹介をするなんてできない!そう思うかもしれません。
ですが、これから紹介する方法を身につけることで、初めてエレベータの中で挨拶を交わした人でも、クライアントに出来るような自分プレゼンができるようになります。
さらに大きな取引先との商談でもバッチリアピールしてクロージングを成功させることも可能になります。
また、このエレベータトークはビジネス以外でも活用できます。
- 異業種交流会
- 婚活パーティ
- 就職活動
で、他の人が普通の自己紹介をする中で、あなただけインパクトのあるエレベータートークを披露して周囲を釘付けにできます。
これからエレベータートークの作成手順、構成に続き、その後、エレベータトークの具体例と実践で「使えるレベル」にする方法をご紹介します。
これを読み終えたなら、すぐにでもエレベータートークでインパクトのある自己紹介をしたくなるはず。そして実際の現場で実践することで、その破壊力に驚くことになるはずです!
エレベータトークの作成手順と伝わる構成
エレベータトークの作成手順
作成手順1 ペルソナ(理想の顧客像)の設定
エレベータトークを作る前にペルソナを設定することが必要です。ペルソナとは、理想の顧客像という意味です。
だれに向かって自己紹介するのか?
あいてのどんな特徴にアピールするのか?
どんなことで興味を持ってもらうのか?
など、細かいペルソナを設定して、その人に向けて自己紹介するためにエレベータトークを作ります。
ペルソナとは何か?なぜ必要なのか?詳しく知りたい方はこちら!
作成手順2 構成要素に沿って要点を大まかに書き出す。
エレベータトークの構成要素に沿って、WORDなどのワープロソフトを使って、アイディアを吐き出す。
文法、文脈、意味など細かいことを気にせずに、思っていることを箇条書きにするといい。
作成手順3 ライティング
要点が書き出せたら、その要点ごとに実際の文章をライティングしていきます。
第1稿のライティングは、殴り書きで結構です。とにかく思いついた内容をWORDなどで書き出すこと。
細かいことを気にしないで思ったとおりに書き出して下さい。
ステップ4:編集・校正
各要素のアイディアをつなぎ合わせてトークの全体像(流れ)を作る。
ステップ5:ブラッシュアップ
トークを実際に口に出して、流れが途切れる箇所、違和感を覚える箇所等ないかチェックする。
エレベータトークの構成要素と作成上の注意点【テンプレ】
持ち時間の1分でわかり易く、インパクトを与えるように伝えるのが肝です。そのために何を書くのか?これがエレベータトークの構成要素です。
- ご挨拶
- 氏名・肩書き(商品名)
- ベネフィット(どんなメリットがあり、どんな変化や効果があるか?)
- どんなコンサルティングをするのか?
- なぜ、そうなるのか?結果がでる理由(ライバルとの違いを強調)
- まずは具体的に何をするのか?
- ストーリー(自分がそのメソッドをマスターした経緯)
- コンタクトの取り方
これから具体的な記載例(テンプレート)を基に、一つずつ具体的に見ていきましょう!
【テンプレ】具体的なエレベータトークの記載例と注意点
1.挨拶
【記載例】
はじめまして。
2.氏名・肩書き
【記載例】
集客と黒字化が得意な行政書士『集客書士』の小野馨と申します。
【作成上の注意点】
- 自分は何者だと言い切る。誰にどんな価値を提供するか一言で伝える。
- 自信が伝わるように強く表現する。
3.どんなコンサルティングをするのか?
私は、「集客と黒字化のノウハウを教えることで、士業やコンサルタントといった、いわゆる“自分の知識・ノウハウを商品としたコンサルタント型ビジネス”の起業・集客の方法を支援するコーチングプログラムを提供しています。
【作成上の注意点】
- ターゲットや強み/特徴は絞り込んだ方が良い。
- ライバルとの違いを明確にする。
- ネガティブな言葉は使わない。
- 実績や自分の強みを意図的にアピールする。
4.ベネフィット【最重要】
【記載例】
このコーチングプログラムを受けることで、たった3ヶ月で“あなたの漠然としていた起業の方向性”が定まり、「これでいける!」という確かな自信と確信を持ち、「具体的な行動計画」(私はこれを『月収50万円を最速で手に入れるための設計図』と呼んでいます)を手に入れ、独立・起業に向けての最初の第一歩を踏み出すことが可能になります。
【作成上の注意点】
- (聞く気のない)相手を惹きこむくらいの興味深い話をする。
- 最初に注意を引くことが大事
- 相手に自分のセミナーやプログラムに参加しなければという気にさせるくらい興味深い内容にする
5.なぜ、そうなるのか?結果がでる理由(ライバルとの違いを強調)
【記載例】
何故、私にそれができるのか?私は、コピーライター&ディレクターとして、数多くの販売プロモーションを手掛けてきました。株式会社リクルート、電通、博報堂、ADKといった大手広告代理店から依頼され、また、地方の広告代理店、中小企業、個人商店に至るまで、幅広く「売れるプロモーション」に関わってきました。コピーライターは、言ってみれば、「商品を売り出す言葉を作り出すプロ」であり、様々な販売戦略の立案を手掛けます。ですので、そこで培われた経験を元に、「あなたを“売り”を見つけ、売れる状態にしていくプロ」であり、そのコンサルティングをすることが可能なのです。
【作成上の注意点】
6.まずは具体的に何をするのか?
同時に、私は現役の行政書士です。世の中には素晴らしいマーケティングコンサルタントが沢山います。彼らは確かに素晴らしいアドバイスができます。ですが、そのアドバイスがあなたにとって本当に「ベスト」なのか?素晴らしいアドバイスであっても、それがあなたにとってベストであり、あなたがやる気をもって実行出来るかどうか?というのは別の問題なのです。私はコーチとして、あなたの強みをあなたの中から引き出し、あなたのモチベーションを高め、目標の達成に向かって、あなたと併走していきます。私は、アドバイスが出来るコンサルタントであると同時に、あなたの力を引き出し、支援するコーチでもあるのです。
6.ストーリー(自分がそのメソッドをマスターした経緯)
【記載例】
この私の、「マーケティングコーチの“独立・起業・集客コーチング”」に興味を持たれたなら、一度、あなたのために無料オリエンテーションの時間を割きたいと思います。1時間ほどの時間を頂いて、あなたの強みや現状の課題、理想の状態などを引き出していきます。もしかしたら、その1時間で、多くの問題が解決できてしまうかもしれません。そこで興味を持って頂ければ、実際のコーチングへと進んでいきましょう。是非、あなたの「独立・起業・集客」のサポートをさせてください。1年後、今のあなたが想像している以上の結果を手に入れていきましょう。私が全力でサポートします。
【作成上の注意点】
- ストーリーでは、自分がどんな苦労をしてきて、それを解決することで、人生がどう素晴らしいものに変化したかを伝える。
- 台本を作って家で何度も練習する。
7.コンタクトの取り方
【作成上の注意点】
・直ぐに連絡してもらえるように情報を正確に伝える。
【実践編】あなたのレーザートークを作ってみよう!
まずは1分間のエレベータトークを作る!
基本となるエレベータートークは、「1分間」とします。なぜなら、
あなたに興味がない相手が集中して話を聞ける時間が約1分くらいだからです。上述の記載例を参考に自分自身のエレベータトークを作ってみてくださいね。
エレベータトークを自己紹介で披露する!
このエレベータートークは、一度作ったら、実際に口に出して、できれば人前で披露しましょう。24時間、365日、いつでも誰に出会ったときでも話せるようにしておかないと、宝の持ち腐れ。出会った人に、短時間でエレベータートークが決まれば、すぐにクライアント獲得に繋がることも可能となります。
常にエレベータートークを磨いて切れ味を保つ!
エレベータートークは、自己紹介で相手に覚えてもらうための心強い「武器」になります!ですが、武器も使わなければ、さび付いてしまいます。錆付いて使い物にならなくならないように、常に磨き続けてていく必要があります。その積み重ねで初めて、足りない部分や、気持ちの乗らない部分等がわかってきます。ここが固まらないと、ビジネスも上手くいかないでしょう。ぜひ意識的にエレベータートークを磨く時間を作ってみてください。
エレベータトークに必要なのは「情熱」を伝えること!
何より大切なのは、「情熱」を語ることです。エレベータートークは、対面のツールなので、身振り手振り、声の抑揚などで、どれだけ相手に本気度や情熱が伝わるか、信頼出来そうだと思ってもらえるか、が重要になってきます。
鏡の前に立って、どれだけ動きを伴う”パッション”が乗っているか練習をしていきましょう。
今日のまとめ
いかがでしたか?
強み・知識・ノウハウ・才能・優れた技術などを商品にビジネスをしたい方は、ぜひ今日の話を参考にエレベータトークを作りこんでくださいね。
今日も最後まで見て頂きありがとうございました。
また、関連記事も読んでくださいね
それでは
おすすめの関連記事です!
最新記事 by 魂の起業モデル革新術 小野馨 (全て見る)
- 集中力の源!ウィルパワーを上げるための具体的方法 - 2020年7月4日
- 自分に自信がない…と悩んでいる人におすすめの自分の価値を見つける3STEP! - 2020年6月22日
- 起業できない3つの理由と行動するための具体的なアクションプランとは? - 2020年6月9日